SENSE OF SEASON vol.75 Aug     
夏の赤、その意味をひもとく
— 色から読み解く、夏の心とからだ 

夏になると、店先にはトマトやスイカ、ハイビスカスやローズヒップなど、赤い植物や食材が多く並びます。それは単なる季節の彩りではなく、夏という季節と私たちの身体との関係を映し出しているのかもしれません。

古くから中医学では、夏は「火」の季節とされ、「心」を養うことが大切だと考えられてきました。一方で現代の私たちは、猛暑や冷房、紫外線、ストレスの影響を受けながら、自律神経や睡眠、消化機能にも少しずつ負担を抱えています。

今月のSENSE OF SEASONでは「夏の赤」をキーワードに、中医学、フィトテラピー、色彩心理学など、さまざまな視点から8月という季節を読み解いていきます。

なぜ夏は眠りが浅くなるのか。
なぜ身体はむくみ、疲れやすくなるのか。
そして、夏という季節に、「赤」はどんな意味を持つのでしょうか。

季節を知ることは、自分の身体を知ること。
暑さに抗うためではなく、季節の流れを受け取り、実りの秋へと穏やかにつないでいくための時間をご一緒できたら嬉しいです。